僕は海外旅行がきっかけでミラーレス一眼カメラを購入しました。
海外旅行後もガシガシ使っていきたかったため、
コストパフォーマンスに優れ、交換レンズの豊富なα6400を選びました。
僕が購入したのはパワーズームレンズキット!
しばらくは、この2つのレンズで景色の写真を撮影していました。
α6400をレンズキットで使っていると、
・もっとミラーレス一眼カメラならではのボケ感のある写真を撮りたい
・星空や暗い所でもキレイに撮りたい
と思うようになりました。
その悩みを解決してくれるレンズこそ単焦点レンズなのです!
ミラーレス一眼カメラを購入して間もない方で、僕と同じような悩みをお持ちの方もいると思います。
そこで今回は僕が最初に購入したα6400におすすめの単焦点レンズをご紹介します。
単焦点レンズとは
単焦点レンズとは、焦点距離が決まっているレンズのことを指します。
つまりズームをすることができない、画角が固定されているレンズです
スマホのようにズームできた方が便利じゃない?
そう感じる方もいると思います。
しかし、単焦点レンズにはズームレンズにはないメリットがあるのです!
ではそのメリットをご紹介していきます。
F値(絞り値)が小さい
初心者の方はF値(絞り値)というのも聞き慣れないかと思います。
絞りでカメラに入ってくる光の量を調整する機構のこと
カメラの絞り羽を開閉することで光の量をコントロールできます。
F値が小さいと絞りが開いているため、光を取り込む量が多くなります。
逆にF値が大きいと絞りが閉じていくため、光があまりレンズに入ってこなくなります。
絞り羽の開き具合で光の量を調整して撮影をしているのです
明るい写真が撮れる
単焦点レンズは、ズームレンズと比べてシンプルな構造でレンズの枚数も少ないため、光を多く取り込める小さいF値であることが多いです。
つまり、明るい写真が撮れます!!
明るい写真が撮れるため、夜景や星空、暗所の撮影で大活躍してくれるでしょう
また、光の量を多く取り込めるためシャッタースピードを上げても画質の劣化が抑えられます。
シャッタースピードを上げることができるため手ぶれに強いのも単焦点レンズの大きなメリット!
背景がボケる
F値を小さくすると被写界深度が浅くなります。
被写界深度が浅くなるということは、ピントの合う範囲が狭まるということ。
すると、背景がボケてくれて被写体を浮かび上がったようなミラーレス一眼カメラならではの写真が撮れます。
写真に立体感がでるためF値の低い単焦点レンズで写真を撮ると撮影が楽しくなりますよ!
レンズが軽量
一般的に単焦点レンズの方が小型軽量である場合が多いです。その理由としては、
・光学設計がシンプル
焦点距離が固定されているため、ズームレンズと比べると光学設計がシンプルでサイズと重量が抑えられます。
・可動部分が少ない
ズーム機構がないため、レンズ内部の可動部分が少なくなります。
・光学素子の効率的な配置
単一の焦点距離に最適化された設計が可能で高性能の光学素子を効率的に配置することで部品を少なくできるのです。
以上のように単焦点レンズは機構がシンプルなため、軽量で小型のものがいくつもあります。
そのため、コンパクトで持ち歩きのしやすいα6400と相性が良く交換レンズとして持ち歩くにも便利なレンズです。
レベルアップできる
単焦点レンズはズームができないため画角を変えたいときは自分が動かなければなりません。
初めの頃は、レンズの焦点距離と自分の距離感が合わずに構図がうまくいかないと思います。
僕も最初は距離感が分からず慣れなくて苦労しました、、、
しかし安心してください!
被写体を決めたら、
- どの範囲まで周りを映したい
- 画角の中での被写体の大きさはどのくらいがいいかな
など考えるようになります、、、というか考えながら撮ることを意識してください
このように自分の決めた焦点距離の単焦点レンズで多くの写真を撮っていると、だんだん距離感が掴めてきます!
被写体を見て撮りたい構図にするにはここまで近づけばいいな、遠ざかればいいなと感覚が掴めていると撮影が楽しくなるし、一段レベルアップした写真が撮れていることでしょう。
初心者におすすめ!標準単焦点レンズ
単焦点レンズはズームができないため、焦点距離選びは非常に重要!
レンズの焦点距離には一般に以下のようなものがあります。
- 広角(35mm以下)
- 標準(50mm前後)
- 中望遠(85mm〜135mm)
- 望遠(200mm以上)
- マクロレンズ
単焦点レンズ選びの際は、あなたの写真をってみたい被写体を思い浮かべましょう!
それによって焦点距離がおのずと決まってくると思います。
被写体って言ったって、何を撮ったらいいかわからないよー
初めての単焦点レンズなんだけど、おすすめのレンズはないの??
このように被写体がはっきり決まっていなかったり、単焦点レンズを初めて購入しようと考えている方も多いと思います。
そんなミラーレス一眼カメラ初心者の方には、標準レンズがおすすめ!
標準レンズの焦点距離50mmは人が見たそのままの視野に近い標準的な画角と言われています。
あなたが、この場面を撮りたい!!今この風景を収めたい!!と思ったら見たままの画角を撮影できるでしょう。
イメージ通りの写真が撮りやすく初心者に扱いやすい焦点距離と言えます。
α6400はAPS-C機のためレンズに表示されている焦点距離を1.5倍にすると実際の焦点距離に換算ができます。
焦点距離50mmはフルサイズ換算だと75mm → 標準と広角の間のレンズ
焦点距離35mmはフルサイズ換算だと52.5mm → 標準レンズ
α6400におすすめの単焦点レンズ
さてここからは、実際に僕が最初に購入したα6400におすすめの単焦点レンズをご紹介します。
E 35mm F1.8 OSS
初心者の方はこの英語と数字の羅列がわからないと思うので、まずはレンズの名称について図説したいと思います。
この羅列を見るだけでレンズの性能が大まかに把握することができるのです。
レンズを探していると必ず目にするものですので、自然に覚えていくでしょう。
この『E 35mm F1.8 OSS』は焦点距離35mm(フルサイズ換算52.5mm)で先ほどおすすめした標準単焦点レンズとなっております。
F1.8でとても明るいレンズで、手ぶれ補正がレンズ内に搭載されています。
F1.8の明るさを生かして夜景や夜空、ボケを生かしてポートレートやスナップ写真に強みがあります!!
また、価格も4万円前後とミラーレス一眼カメラのレンズとしてはとても安いです。
基本的にはカメラレンズは性能に比して価格が高くなります。
性能が良いのに、価格が安いレンズは『神レンズ』や『撒き餌レンズ』と呼ばれます。
迷った単焦点レンズ
このレンズと同じような性能、価格で競合だと考えられるレンズが、、、
『SIGMA 30mm F1.4 DC DN』というサードパーティー製の単焦点レンズです。
SONY Eマウントの単焦点レンズを購入する際に、比較されることも多いレンズだと思います。
同程度の焦点距離、F値で3.5万前後と『E 35mm F1.8 OSS』より少し安く購入できます。
ではなぜ『SIGMA 30mm F1.4 DC DN』を選ばなかったかというと、手ぶれ補正がレンズそのものに搭載されていないためです。
α6400はα6600と比べて手ぶれ補正が本体自体に搭載されていません。
手ぶれ補正が搭載されていないと、特に暗い場所での撮影でブレた写真を撮ってしまう可能性が高くなってしまいます。
手ぶれ補正の搭載されたレンズを使用することで手ブレを補正し、拡大しても細部までくっきり写った綺麗な写真が撮れます。
初心者の方や被写体が決まっていない場合などは、暗い場所でも明るい場所でも撮ることのできる手ぶれ補正が搭載されたレンズがアンパイだと思います。
神レンズで安いと言っても3〜4万は結構な出費ですからね。。
α6400最初に購入するべき単焦点レンズ
今回は、僕がα6400用に最初に購入した単焦点レンズ『E 35mm F1.8 OSS』をご紹介しました。
ミラーレス一眼カメラにおいてレンズは写真の質を決める重要な部品で、レンズ選びは思い描いた写真を撮るために慎重に検討しなければなりません。
しかし、初心者だったり被写体が決まってなかったり目的がはっきりしていないが綺麗な写真を撮りたい!!と思っている方(僕もその一人でした笑)には、
・汎用的な焦点距離
・F1.8で明るいしボケもいい感じ
・コスパがいい
といった特徴のある『E 35mm F1.8 OSS』はとてもおすすめできると思います。
気になった方はぜひ選んでみてください。